いまさら聞けないスキンケア!乳液とクリームの違いって?
化粧水を肌に浸透させた後に使用する「乳液」と「クリーム」。
どちらも保湿成分ということは知っていても、両者の違いは知らない人が意外と多いんです。
違いを知ることで今日からのスキンケアが少し変わるかもしれませんので、「そんなの知っているわ」という人も一度目を通してみてくださいね。
乳液は「肌を柔らかくする」働きを持っている
化粧水を使用した後に使用する乳液には、15~20%程度の油分が含まれています。
乳液は、 肌に浸透した化粧水が蒸発するのを防ぎ、肌に適度な潤いを与えてくれます。
水分と油分がバランスよく肌に浸透することで、柔らかい肌を手にすることができるのです。
保湿乳液、UV乳液、ティント乳液などが種類がたくさん
保湿乳液は、保湿を目的とした油分等の成分が入ったもので、朝夜共に使用できる一般的なタイプです。
UV乳液は、通常の乳液に紫外線をカットする成分が含まれたもの、ティント乳液はそれにプラスして下地成分が含まれたものです。
この2つは日中の美容ケアに効果を発揮します。どのタイプも肌を乾燥から守り、柔らかく保ってくれますので、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
クリームは「肌に保湿力を与える」働きがある
乳液とクリームでは、水分と油分のバランスが異なります。乳液は水分量が多いのに対し、クリームは油分の割合が多いのが特徴です。
そのため、乳液はサラリとしていますが、クリームはこってり重みのあるタイプが多いです。
その事でも想像出来るように、クリームは 乳液よりも「保湿」と「保護」に優れています。
肌の表面に「フタ」をする働きがある
クリームには、肌内部や表面に浸透した成分を閉じ込める様に、長時間フタをする効果があるため、より保湿力を与えたいときにオススメです。
また、化粧水の後、乳液とクリームどちらを選ぶかは、好みや肌の状態によっても異なります。特に乾燥肌の方は、クリームを使用することで、乾燥から肌を守ることができるでしょう。季節によって使い分けることも可能です。
乳液とクリームの重ね塗りは、あり?なし?
洗顔の後、化粧水・乳液・クリームといったケアが、化粧品メーカーでは一般的とされていることが多いです。
化粧水の後、乳液やクリームどちらかで仕上げることも可能ですが、両方使用する保湿成分の「重ね塗り」は、より効果的なのでしょうか?
重ね塗りはオススメ出来ない
乳液とクリームを重ねることで、しっかり保湿ができると思いがちですが、 保湿力が強い成分の乳液、もしくはクリームであれば、どちらか一方の使用で十分に肌を潤すことができます。
実は、重ねる成分やアイテムが多いほど、肌への刺激が多くなってしまい、ケアすればするほど肌表面に摩擦が起き、炎症の原因になってしまうのです。
これが乾燥肌や敏感肌をつくることもあるため、重ね塗りには注意が必要です。
乳液でお手入れした後、部分的に保湿が足りないと感じたときには、同じ乳液を重ね塗りしましょう。
まとめ
意外に知られていない乳液とクリームについてご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?
乳液にもクリームにもそれぞれ良し悪しがありますが、ワンポイントとして、乾燥しがちな部分には 最初から乳液ではなくクリームを使用することがオススメです。
スキンケアはシンプルにケアをした方が効果的ですので、「やりすぎかも…」と思う人は、少し抑えてみるといいかもしれませんね。